コラム

家事代行業界
活かせる主婦スキル!成長市場の家事代行サービスの可能性
2018.06.06

掃除や洗濯、料理だけでなく、家族のために気を配ること、それが主婦スキル。家族は当たり前の様に思っているかもしれませんが、本当は当たり前ではありません。女性の社会進出によって共働きの世帯、単身世帯が増加、また高齢化により高齢世帯が増加しています。それに伴って家事代行サービスの社会からの必要性は高まっています。成長産業としての家事代行サービスであなたの主婦スキルを活かしてみませんか?

1.主婦としてのスキルとは?

そもそも「主婦のスキル」とはなんでしょうか?掃除・洗濯・料理?技術だけをいえばそうかもしれませんが、それだけではありません。毎日遅くまで働くお父さんの体調を考えた料理の献立を考え、受験期や部活でがんばる子どものサポート、幼い子どもであれば怪我のないよう見守り、赤ちゃんであれば24時間体制のお世話やいち早い健康状態の確認など、多岐にわたります。家族が家にいるときもいないときも、家族が家で過ごす時間が心と体を整える場所となるよう、主婦は日夜気を配り続けています。そんな気配りも主婦のスキルと言えるのではないでしょうか?
質の高い気配りを、きっと主婦は当たり前にやっていて、家族も当たり前に思っているけれど、本当は当たり前ではない、とっても価値あるスキルです。そんなスキルを「家事代行」の仕事として役立てることができます。

2.世帯から見る、家事代行サービスの必要性

普段行なっている掃除や洗濯、料理といった仕事を、代わりに行う事を「家事代行」といいます。かつてのような3世代同居は珍しくなりつつあり、核家族化が進む現在では家事のアウトソーシング化が進み、家事代行サービスの市場は拡大しています。経済産業省が公表している「家事支援サービスについて」では、2012年の市場規模は980億円、将来的には6倍となる6000億円と試算し、成長市場であることがうかがえます。この家事代行サービス市場が成長市場である背景には、高齢者世帯、共働き世帯、単身世帯の増加があります。

  • 高齢者世帯では、高齢者にとって負担となる高所の掃除や日常の家事、元気な高齢者でも生活の質向上を目的とした利用があります。傾向として一人暮らしの男性高齢者の利用が多いようです。
  • 共働き世帯では、子どもの有無によっても目的が変わります。子どものいない世帯では、プライベートを充実させるために利用があります。一方子どものいる世帯では、仕事と家事・育児の両立に忙しいため、必要性が高く、現状の利用は急拡大中です。最近では、掃除や料理などの家事だけ、子どもの園・習い事の送迎などの託児だけの枠にとどまらず、家事代行サービスの一環として、子どもと一緒に料理を作り夕食の準備をするなどといった、家事も託児も両方を取り入れた多様なサービスも広がりを見せており、今後さらなる展開が予想されます。
  • 単身者の世帯では、仕事で忙しく家事の時間が取れない独身者が利用しています。男性の一人暮らしの利用が多いようです。ライフスタイルや価値観の変化により、今後将来的にも独身の単身者は増加するといわれており、必要性が高まっています。

以上のように、世帯ごとに様々なニーズがあります。家事代行サービスには、現状としての社会からの強い必要性と、今後の成長性を見ることができます。

3.具体的な家事代行サービスの内容

では具体的に家事代行サービスとはどんな仕事があるのか、ここではサービスの内容をご紹介します。

  • 掃除(キッチンのコンロ・レンジフードや流し台、浴室の浴槽、洗面台、トイレ、リビング、廊下、玄関などの掃除)
  • 洗濯(ベットシーツや衣類などを洗濯機で洗う、干す、取り込む、たたんで収納、アイロンがけ)
  • 料理(買い物、調理、片付け)
  • 片付け(引っ越しや衣替え、クローゼット・タンス・下駄箱・本棚・押入れなどの整理)
  • 庭木の水やり、庭の掃除
  • 家族とのコミュニケーション量が増えた(47%)
  • 仕事の質が高まった(45%)

上記はあくまで一例ですが、実際の主婦の仕事はもっと多岐にわたることと思います。その数の多さが、家事代行サービスの可能性の高さともいえるでしょう。

4.家事代行サービス業界の現状とこれからの成長性

家事代行サービスはかつて富裕層がメインでしたが、働く女性が増えたこと、高齢者が増えたことで、その必要性は高まっています。 しかしながら、家事代行についての認知度は上がってきているものの、実際の利用率は3%(経済産業省「家事支援サービス推進協議会」家事支援サービスに関する利用者アンケート調査2015年 )にとどまっているという興味深いデータがあります。利用しない理由として「価格の高さ」、「他人に家事等を任せること自体への抵抗感」、「他人を家に入れることへの抵抗感」、「セ キュリティ等への不安感」、「どの会社が良いサービスを提供しているのか分かりにくい」と いった抵抗感や不安感が挙げられたそうです。
このような現状を打開すべく、国としても経済産業省が、2014年に家事支援サービス事業者のガイドライン作成のため「家事支援サービス推進協議会」を設置、2016年には安心して利用できるための家事代行サービスの標準化を目的とした「家事代行サービス認証」を設立するなど、家事代行サービスの普及や推進に力を入れ始めています。
この背景には、日本は少子高齢化によって人口減少しており、それに伴う労働力の減少を少しでも抑え、労働力を確保したいという国の思惑があります。その労働力の担い手として、女性の活躍が期待されています。そのために女性が働きやすい環境整備の一環として、家事代行サービスの普及を進めているのです。
国の後押しもあって、市場は拡大しており、参入する企業が増え競争は激しくなってきています。その中で他と差別化するために何よりも必要なのは、主婦スキルの技術と質です。ぜひあなたの持つ主婦スキルを活かしてみませんか。

(大橋さやか)