コラム

家事代行の選び方
毎日の気持ちをプラスに。
家事代行サービスを利用する人は?どんなことを頼めるの?
2018.06.29

「家事代行サービスを利用する」のはお金持ち、というイメージがあるかもしれません。しかし実際は、共働き、単身者、高齢者と幅広い層に利用されています。利用してみたいけど迷っている方に、どのような人が家事代行サービスを利用し、どのような内容の依頼をしているのかご紹介します。

1、 どんな人が家事代行サービスを利用しているの?

「家事代行サービスを利用する」のはお金持ち、というイメージがあるかもしれません。しかし実際には一般の家庭でも利用は増えてきています。
野村総合研究所による「平成26年度女性の活躍推進のための家事支援サービスに関する調査」では、

共働き 片働き
継続利用者の属性 世帯年収
700万円以上
世帯年収
400万円以上 700万円未満
世帯年収
400万円未満
世帯年収
700万円以上
世帯年収
1400万円以上 700万円未満
世帯年収
400万円未満
子どもあり 25% 9% 2% 8% 5% 1%
子どもなし 19% 12% 11% 3% 2% 2%

図からは、共働きで世帯年収700万円以上かつ子どもがいる世帯(25%)が最も多く、次に共働きで世帯年収700万円以上かつ子どもがいない世帯(19%)であること。また共働きで世帯年収400万円以上~700万円未満の世帯では子どもがない世帯(12%)の方が、子どもありの世帯(9%)よりも利用率が高いこと。
家事の時間をなかなかとることができない共働き世帯かつ年収の高い世帯の利用が最も多く、また中間層にあたる共働きで世帯年収400万円以上~700万円未満の世帯では、家計に余裕がある子どもなしの世帯の方が積極的に利用していることが読み取れます。
また、福利厚生の一環として家事代行サービスがある会社の単身者の利用や、日常の家事が負担に感じる高齢者の利用も増えています。

2、家事代行サービスの依頼内容

家事代行サービス会社によって対応できる範囲は異なりますが、基本的な家事であれば依頼をすることができます。依頼の内容について迷った場合は、事前に相談をしておくと安心ですね。どんな依頼があるのか、具体的に見ていきましょう。

掃除

  • 日常の片付け(掃除機をかける、床の水拭きをする、など)
  • 普段あまりしない場所の掃除(例:キッチンのレンジフード、蛇口まわりや排水口、ガスコンロの五徳、トースターやレンジの庫内、トイレの水洗タンク、など)
  • クローゼットやキッチンの戸棚の整理収納

料理

  • 買い物、食器洗いから、作り置きや当日の食事作りなど。

洗濯

  • 洗濯物や布団を干す、アイロンをかけるなど。

3.まとめ

実際に利用している世帯の年収や、依頼内容は、身近なものだったでしょうか?
家事は「マイナスをゼロにする仕事」と言われます。確かに汚れたお皿をきれいにして元に戻す、といった一連の流れなどはマイナスをゼロにする作業でしょう。しかし、例えば「料理を作り、美味しく食べ、片付ける」「ピカピカにお風呂掃除をして、気持ちよくお風呂に入る」とき、この「美味しく」や「気持ちよく」はプラス、つまり作業的はマイナスをゼロでも、精神的にはゼロをプラスに作用してはいないでしょうか。
マイナスをゼロにする作業に対してお金を支払うことは躊躇いがあるかもしれませんが、気持ちをプラスに「明日もがんばろう!」と思えるのなら、前向きに検討してみるのはいかがでしょうか?
家事も仕事も育児も、全てを完璧にこなすことは難しいことです。「家事代行サービスを利用すること=手抜き」では決してありません。ゼロに戻す作業はお願いして、プラスのところを上手に取り入れることで、生活に余裕と精神的にゆとりができるなら、家事代行サービスを利用することは生活の質(QOL)*を向上させることにつながるのではないでしょうか。自分の時間を大切にするために、家事代行サービスを賢く利用できたらいいですね。

*QOL
(クオリティ・オブ・ライフ(quality of life)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のこと。どれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念。)

(大橋さやか)